2020年12月20日のTBS系列『がっちりマンデー』では今、盛り上がっている地元調味料が取り上げられました。お家で過ごすことが増えて、たまには変わった味を楽しみたいとレアで美味しい調味料をお取り寄せする方が増えているそうです。今回は、そんな人気の爆売れ調味料3点をご紹介します。
がっちりマンデー|地元調味料|こだわりの作り方や爆売れのきっかけ|雪塩・レモスコ・かんずり
宮古島の「雪塩」
普通の塩 | 雪塩 | |
カルシウム | 90㎎ | 832㎎ |
カリウム | 50㎎ | 1000㎎ |
マグネシウム | 110㎎ | 3310㎎ |
この雪塩を天ぷらやステーキに使うと、旨みを引き出す!と大人気になりました。
2000年には、世界で1番ミネラル分を含む塩としてギネス世界記録にも登録されました。
ここ10年間で売り上げは4倍になったそうです。
雪塩の作り方
製糖工場から出る廃糖蜜から牛の餌を作る研究をしていたそうです。
しかし、その研究は費用がかかりすぎて上手くいかず、その研究に使用した機械を使って何かできることはないか?と考えていたところ、海水を入れてみたら、ふわふわで美味しい塩が出来たそうです。
熱い鉄板に海水を吹き付けて水分を蒸発させる製法だそうです。鉄板に海水を吹き付けているところは企業秘密になるようです。
鉄板についた塩を削ぎ落せば、雪塩が完成します。
通常塩を作る時は釜で煮詰めて水分を蒸発させ、不純物を取り除き、残った塩を集めます。
しかし、これだと不純物と一緒にミネラル分も取り除かれてしまうそうです。
一方雪塩の場合、海水を一瞬で蒸発させるので、ミネラル分はそのまま残ります。
さらに、原料である海水は地下22mに掘られた井戸から取っていて、琉球石灰岩から染み出した海水なので、天然にろ過された不純物のないキレイな海水なんだそうです。
雪塩爆売れのきっかけ
また、雪塩に多く含まれるカリウムやマグネシウムには甘さを引き立てる効果があるため、スイーツとの相性がバツグンです!
そこで、地元のお菓子メーカーと手を組み、雪塩ちんすこうを開発しました。年間で12億個も売れているそうです!
広島の「レモスコ」
ヤマトフーズの販売するレモスコは発売して10年で10倍も売り上げがアップしたそうです。
レモスコの作り方
塩、酢、レモン果汁を一時間混ぜ合わせ、最終的な味のチェックは必ず3人の職人が必ず舌で舐めることにしているそうです。
酸味は酸味度、甘さは糖度のセンサーで計ることができますが、辛さは痛さになり、センサーがないので、辛さのチェックは味見をして確認するそうです。
レモスコは酸味が4辛さが3が美味しくなるバランスだそうです。
レモスコ爆売れのきっかけ
発売当初は全く売れなかったそうですが、あるきっかけがあって人気となりました。
そのきっかけとなったのが、広島県の東に位置する、山陽自動車道の小谷サービスエリア。
このサービスエリアは広島の市街地から広島空港に向かうお客さんがお土産を買っていくスポットです。また、牡蠣やお好み焼きにも合うとのこと。
そこで、広島っぽく、コンパクトな「レモスコ」がウケたそうです。レモスコと関連商品の売り上げはおよそ2億円とのこと。
新潟の「かんずり」
かんずりは唐辛子と柚子の香りが特徴で、お鍋や冷奴などに合います。
妙高地方では400年以上も前から伝わる伝統調味料だそうです。
ここ20年ほどで売り上げは倍の2億円に達しました。
かんずりの作り方
昭和30年から開発が進んでいるかんずり専用の唐辛子「エス30」は辛すぎず、身の部分が大きいのが特徴で、鷹の爪の5倍の大きさがあるそうです。
夏から秋にかけて収穫したこのエス30を天然の海水塩で塩漬けします。
雪の上に唐辛子をまいて、唐辛子の持っている苦味やアクを雪に吸い取ってもらう「雪さらし」という工程があるそうです。
雪さらしが終わった唐辛子は柚子と麹を混ぜ合わせ、細かくカットし、加工場の中で3年間発酵させたら、かんずりの完成です。
かんずり爆売れのきっかけ
新潟県内だけに多い地元スーパーに何とか商品をおいてもらえるように交渉したそうです。
また、お惣菜売り場ではかんずりに漬け込んだ唐揚げも販売しました。
かんずりを料理の材料として販売すれば、たくさん購入してもらえるという戦略です。
今では、全国で購入されるようになり、売り上げ2億円の儲かり調味料となりました。
おわりに
最後までご覧頂き、ありがとうございます。
いつものお料理にちょっと加えるだけで、驚きの味変が楽しめる爆売れ調味料をご紹介しました。
他にもテレビで取り上げられたお取り寄せ商品の記事がありますので、ご覧になってみてくださいね。






