幼稚園の時は夕涼み会などで着ていた浴衣も小学校に入ると浴衣を着る機会はグッと減ってきます。
しかし、女の子はお祭りで友達と浴衣を着る約束したなど、浴衣を着たがる子もいますよね?
そんな女の子の願いを叶えてあげるために、浴衣の着方と浴衣が着崩れした時の直し方、着崩れ防止法などをまとめてみました。
浴衣の着付けを動画で分かりやすくご紹介
浴衣の着付けは動画で見ると分かりやすいですよね?
今回はとても分かりやすい浴衣の着付けの動画をご紹介します。
子供浴衣の着付け方
①肌着の上に浴衣を羽織ります。
②襟を合わせていきます。
浴衣の襟は「右前」です。
自分にとって右側から合わせるので、「右前」と呼びます。
③正面から見てお子さんの喉のくぼみが隠れるよう、また左右対称になるように合わせていきます。
襟を合わせた後は胸元のひもを一度後ろで交差させてから前で結びます。
この時に背中のしわ等も綺麗にしておきます。
子供の浴衣帯の巻き方
①脇の下にすぐ帯がくるように巻いて下さい。
背中側から、ママの右側がご自身の肩腕の長さくらいになるように帯を取ってください。
②片腕の長さに取った帯をお子さんの左肩にのせてください。
④そして、長い方の帯を1周巻いていきます。
この時お腹のところに帯板や厚紙を入れておくとしわになりにくいです。
⑤1周巻いたら、肩にのせていた方の帯を持ち、帯を少し締めます。
⑥肩にのせていた方の帯を上から遠し、一度結びます。
⑦長く取った方の帯をママの手幅分くらい取ってくるくると巻いていきます。
⑧残っている帯をくるくると巻いた帯の真ん中辺りに上から遠し、そのまま上方向にぴっぱり締めます。
⑨上から下へ2~3回通し、最後は一番背中側に横に巻いてる帯の下から出します。
⑩下からでてきた帯を帯の中にしまい込んで完成です。
子供の浴衣が着崩れてしまった時の直し方
大人用の動画ですが、参考になりますので、ご覧になってみてくださいね。
胸元がゆるんでしまった
左右の袖の下の身八つ口という隙間に指を入れます。
左脇から下前の襟を、右脇からも上前の襟を軽く引っ張ります。
あまった部分を帯にしまいこみ、位置が決まったら、体に沿わせて紐をしっかり結びましょう。
裾が落ちてきてしまったときの直し方
上前をめくって、下前を引っ張り上げ、腰紐に挟み込みます。
上前も引き上げて整え、腰紐を結び直します。
トイレに入った時
浴衣の裾を順番に帯に挟めば、邪魔にならないので、
お子さんが小さいなら、一緒に入ってママがしてあげると楽ですね。
トイレから出る際は、元に戻すのを忘れないでくださいね。
浴衣の着崩れ防止法とは?
予め結んだ形に加工された帯を「作り帯」や「付け帯」といいます。
二つに分かれていて、結んだ形の帯を差し込むタイプが主流です。
この作り帯を使用すれば、着崩れしやすいお子さんの浴衣姿もだいぶ着崩れしにくくなりますね。
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浴衣を購入するときに気になるのが、肩上げという言葉、どうゆうことなのでしょうか?
肩上げとは?
少し大きめの着物をお子さんの身体に合わせるだけでなく、肩上げには意味があります。
肩上げがあるということは子供、まだまだ成長するということを示します。
一方、肩上げがないということは大人、もう成長しないということを示します。
子供の段階で肩上げがないと、もう成長しないことを意味すると言われています。
もう成長しないとは未来がないことを示しています。怖いですね。
肩上げには健やかな子供の成長を願う親の願いが込められているようです。
浴衣の肩上げは何歳までするの?
昔は十三参りまでは肩上げをするという習わしがあったようです。
数え年になりますので、12歳で迎える人が多いと思います。
そのため、だいたい小学校の高学年くらいになると、
肩上げがなくても良いようです。
そのため、通販などでも、140サイズからは肩上げがされてないところも多いです。
サイズが合えば、そのまま着てしまって大丈夫です。
まとめ
いかがでしたか?
女の子は浴衣を大人になっても着る人も多いですよね。
子供の頃の経験が良ければ、ずっと好きなままでいられると思います。
でも、着崩れてしまい、それを誰かに指摘されてしまうと嫌な気持ちや恥ずかしい思い出になってしまいます。
しきたりや伝統も大切ですが、何より、着やすさや着崩れしにくいことを優先してあげてほしいと思います。
お祭りに浴衣、とても良い思い出になると思います。
ぜひ、写真に残してあげてくださいね。
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