第64回 青少年読書感想文全国コンクールの課題図書についてご紹介します。
今回は特に中学年と小学年の部の課題図書についてご紹介します。
・小学生が書きやすい読書感想文の書き方
・読書感想文課題図書の中でおすすめの本は?
を中心にご説明します。
- 読書感想文課題図書2018を紹介
- 読書感想文全国コンクール中学年高学年の応募用紙や字画は?
- 読書感想文課題図書3・4年生中学年の部のあらすじを紹介!
- 読書感想文コンクール課題図書『レイナが島にやってきた!』
- 読書感想文課題図書『森のおくから:むかし、カナダであったほんとうのはなし』
- 読書感想文課題図書『最後のオオカミ』
- 読書感想文課題図書『すごいね!みんなの通学路』
- 読書感想文課題図書3・4年生中学年の部のおすすめは?
- 読書感想文課題図書5・6年生高学年の部のあらすじを紹介!
- 読書感想文課題図書『奮闘するたすく』
- 読書感想文課題図書『こんぴら狗』
- 読書感想文課題図書『ぼくとベルさん:友だちは発明王』
- 読書感想文課題図書『クニマスは生きていた!』
- 読書感想文課題図書5・6年生高学年の部のおすすめは?
- まとめ
読書感想文課題図書2018を紹介
読書感想文コンクールは以下のような趣旨で行なわれています。
・読書の楽しさや素晴らしさを感じ習慣化させる
・豊かな人間性や考える力を育む
・自分の考えを正しい日本語で表現すること
読書感想文全国コンクール中学年高学年の応募用紙や字画は?
読書感想文全国コンクールでは応募規定が学年により異なります。
小学校3年生~6年生の字数の規定は本文1,200字以内です。
中学年に読みやすい短めのお話が多いので読みやすいのですが、感想を1,200字書くのが難しいです。
そこで、心に残った本文の内容+感想+疑問に思ったこと+お母さんに聞いた答え+お母さんに聞いたことの感想
といった具合で文字数を増やしていく方法です。
高学年の課題図書は文字数があり、いくつかポイントをしぼって心に残った部分の内容と感想を最後にまとめる方法で書くことができます。
こちらで書き方のコツをご紹介してますので、ご覧になって下さいね。
読書感想文課題図書3・4年生中学年の部のあらすじを紹介!
では1つずつ課題図書の紹介をしていきます。
読書感想文コンクール課題図書『レイナが島にやってきた!』
島の学校通う優愛と転校してきたちょっと変わった子、レイナとの友情の物語です。
しかし、普通の友情物語ではありません。
レイナは児童養護施設で暮らしていた子で島の林さんのところに里子として住むことになったため転校してきたのです。
そのため、レイナの気持ちや行動は優愛にはどう感じるのでしょうか?
あらすじやお話のポイント、例文などをこちらで詳しく説明しています。
読書感想文課題図書『森のおくから:むかし、カナダであったほんとうのはなし』
絵が多く、文字が少ないのが特徴です。
ほんとうにあったお話なので、ラストの神秘的な光景には驚かされます。
しかし、文字数が少ない中から感想文を1,200字書くのが大変だと思います。
そこをカバーするのは、子供達の素直な疑問。
生まれた疑問からどう対処すればいいかなどの関心へと繋がってくれたらいいなと思います。
あらすじやお話のポイント、例文などをこちらで詳しく説明しています。
読書感想文課題図書『最後のオオカミ』
こちらは美術館の絵に合わせて作られたお話です。
遺書に書かれていた子孫に伝えたいお話はオオカミについてでした。
戦争や逃亡など子供に伝えるには重い内容ですが、子供でも理解しやすいように説明されています。ただ、話が目まぐるしく変わっていきます。
育ててもらったおじさんの虐待。助けてもらった夫婦を戦争で亡くしてしまうこと。
ロビー自身も反乱軍にいたため、イギリス兵に追われる身になり、逃げながら暮らします。
この辺りは少し補足が必要かもしれません。
あらすじやお話のポイント、例文などをこちらで詳しく説明しています。
読書感想文課題図書『すごいね!みんなの通学路』
こちらも文字数が少なく、写真の多い本です。しかし、訴えるものがあり、お子さんの心に響くと思います。ただ、やはり文字数が少ないため、いかに感想を膨らませていくかが重要です。
自分の通学路と比較したり、疑問に思ったことをお母さんが教えてあげることで書けることが増えていくと思います。
世の中にはこんなにも大変な通学を通って学校に行っている子がいるんだなと感じてもらえると思います。
あらすじやお話のポイント、例文などをこちらで詳しく説明しています。
読書感想文課題図書3・4年生中学年の部のおすすめは?
おすすめは本当の話である、『森のおくから:むかし、カナダであったほんとうのはなし』と『すごいね!みんなの通学路』です。
やはり訴えるものがありますし、子供の心に残る本になると思います。
読書感想文課題図書5・6年生高学年の部のあらすじを紹介!
高学年の部はどんな本が課題図書なのでしょうか?
読書感想文課題図書『奮闘するたすく』
小学五年生の野沢佑(のざわたすく)が認知症になってしまったおじいちゃんと一緒にデイサービスに行った時の様子をレポートにして自由研究として提出することになります。
このお話はデイサービスを小学生の佑からの視点で描かれているので、介護という小学生にはまだピンとこない子が多い内容でも共感しやすい内容となっています。
介護についても分かりやすく書かれており、全て読み終えれば補足はなくとも理解できると思います。
高学年ということもあり、どう感じたか書ければスラスラと読書感想文が書けると思います。
あらすじやお話のポイント、感想などをこちらで詳しく説明しています。
読書感想文課題図書『こんぴら狗』
子犬の時に捨てられていたところを助けてもらい、大切に育ててくれた弥生の病気が治るように金毘羅さんにお参りするため、犬のムツキは「こんぴら狗」として旅に出されることになります。
お話はフィクションですが、『こんぴら狗』は本当にあった風習なので興味深く読ませていただきました。私が(笑)
道中色々な人に出会い、別れ、様々な冒険に惹きつけられます。
あらすじやお話のポイント、感想などをこちらで詳しく説明しています。
読書感想文課題図書『ぼくとベルさん:友だちは発明王』
10才の少年エディは算数は得意なのに、読み書きができないので悩んでいました。
その少年エディがアレクサンダー・グラハム・ベルと出会い粘り強く頑張ることの大切さを教えてもらい、成長していく物語です。
このお話にはアレクサンダー・グラハム・ベル、ヘレン・ケラーなど実在する人物が登場します。そのため、本当にあったお話なのではないかと期待してしまうところがありますが、歴史に添って描かれたフィクションです。
あらすじやお話のポイント、感想などをこちらで詳しく説明しています。
読書感想文課題図書『クニマスは生きていた!』
秋田県の田沢湖(たざわこ)でだけ見ることのできたクニマス。そのクニマスが1940年に姿を消します。
水力発電所を建てる計画が始まり、玉川の水を田沢湖に引きこむことになったのが原因です。
その50年後、2010年に山梨県(やまなしけん)の西湖(さいこ)で生きていることが明らかになりました。
最後のクニマス漁師、三浦九兵衛(みうらきゅうべえ)さんと息子の久(ひさし)さんの
クニマスへの想いを通して、人間が自然界に与える影響について考えさせられます。
ノンフィクションなので、興味深く読むことができました。
湖のダム化を阻止できかった九兵衛さんの後悔やクニマスに生きていてほしいと願う気持ちなどがしっかり伝わってきて、自然を大切にすることの重要性に気づかされます。
あらすじやお話のポイント、感想などをこちらで詳しく説明しています。
読書感想文課題図書5・6年生高学年の部のおすすめは?
ノンフィクション好きな私が今回おすすめするのは、フィクション作品の『こんぴら狗』です。
『クニマスは生きていた!』も興味深い作品でしたが、実際にあった風習である『こんぴら狗』を理解するのにも分かりやすく、また次々と起こる問題も時代が反映されていて、とても面白かったです。
まとめ
いかがでしたか?
読書感想文は課題図書だけでなく、自由読書でも応募できます。
自分の好きな本を読んで感想文を書くのもおすすめですよ。
こちらでは女の子が好きな本をご紹介しています。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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