小学四年生頃になると、徐々に習い事をしている子が多くなってきました。
将来の職業に活かせたり、一生を通じて大切な趣味になる、中学の部活に繋げるため、体力づくりのためなど様々な理由があると思います。今回はそんなスポーツの習い事について書かせて頂きます。
習い事をさせる時に大切なこと
習い事を始めたならずっと続けてほしいもの。管理人の上の息子は小学校一年生に友達に誘われて始めた野球を高校三年生の引退まで約十年間ほど続けていました。長く続ける習い事だからこそ、始める時に大切なことがあります。
お子さんのやる気はありますか?
人はできることがあると自信に繋がり、輝けるものです。特に小学生低学年くらいの年齢のお子さんには自分のやりたいことがハッキリしていなくて、親御さんに勧められて習い事を始めるケースも多いです。それがきっかけでどんどん実力をつけていくお子さん、また好きなことではなかったけど、親御さんが喜んでくれるから頑張れるお子さんもいます。
ただ、我が子の適正を見極めるということはとても大切なことだと思います。最初は習い事に通うのではなく、親子で実際にそのスポーツをして楽しむなどして、徐々にお子さんのやる気や能力を見極めていくと習い事を始めてからもスムーズです。
さらにスポーツ教室には体験のできるところが多いので、まずは体験をさせてもらって先生の指導や教室の雰囲気をよく観察することをお勧めします。
お子さんはどんなタイプの先生となら相性がいいでしょうか?男の子よりも女の子の方が教室の先生との相性は今後の習い事ややる気を左右します。
ちなみにうちの娘は大人しいタイプなので、熱血コーチは絶対無理だと思っていました。実際、優しくてよく褒めてくれるコーチの教室にしたので正解だったと思います。逆に上の息子は、ある程度厳しさがないとだらけてしまうし、娘よりもメンタルは強かったので、厳しいコーチのもとで指導を受けたことでより実力を伸ばすことができたと思います。
ここまでご説明させて頂いたことをまとめると、お子さんのやる気はある程度引き出せるものと思います。
・親子でそのスポーツをして楽しむ。
・お子さんの適性を見極める。
・お子さんに合ったコーチや雰囲気の教室を見つける。
上記の3つをポイントにすることで、お子さんはどんどん伸びていきます。
習い事にかかる費用を確認してください
小学生は教育にかかる負担が少ない時期です。その時期に習い事を始めるのはお勧めですが、月謝以外にかかるお金も含めて確認しておかないと「こんなはずじゃなかった」ということになります。
特に道具、発表会、先生へのお礼の品(教室・個人によります)などが今までで月謝以外にかかった費用として印象深かったものです。
また、教育費は高校、大学と負担が増えていきます。1人一千万円はかかると言われていますので、まだ出費の少ない小学校の時期にしっかり教育資金を貯めておくことも重要です。
また、小学校高学年もしくは中学生になったら塾に通い始めるお子さんも増えています。塾の費用はスポーツ教室よりも高い月謝がかかることが多いので、小学生の間はスポーツ、中学生になったら塾にお金を使うように決めて、あらかじめ小学校を卒業続けるという目標にするものおすすめです。最初から目標を決めておくと途中で諦めたという意識はなく、達成感を味わえるところもいいと思います。また、習い事のスポーツの部活が中学にあれば、続けることができます。
お友達と一緒はアリ?ナシ?
管理人の経験をお話させて頂くと、上の息子はお友達に誘われて入った野球を10年間続けることになりました。また、小学一年生で誘われた英会話教室も仲良しのお友達と一緒、スイミングも仲良しのお友達と一緒でした。どのお友達のお母さんとも仲良くさせて頂いて、息子も私も楽しく過ごすことができました。
娘の場合もお友達と一緒の教室に通ったピアノ教室やテニス教室は楽しく通うことができました。逆に一人で入ったスイミングスクールではそこで仲良しのお友達ができました。
ただ、中にはお友達とライバルになってしまい関係が悪化してしまった、ママ友と送迎のやり取りでトラブルになってしまった、辞めずらいなど、良いことばかりではありません。
何よりも大切なことは、親御さんとお子さんが習い事をするにあたって、どのように取り組んでいきたいか?趣味として楽しむ程度と、大会や賞を目指す場合では全く違ってきます。コーチや先生の方針がご家庭の目指すところと合っているか?がとても重要だと思います。
親の負担はどのくらい?
教室までの送迎やお弁当作り、休日は試合に同行して応援など、入った教室によっては親御さんの負担が想像以上だったなんてこともあります。
例えば娘が入っていたスイミングスクールではバス送迎もありましたし、親が関わるのはレッスン公開日くらいでした。もちろん本格的に練習しているお子さんは大会に出たり、合宿など様々なイベントがあったので、親御さんの負担もそれなりにあると思いますが、普通に習うくらいだったら、それほど負担になることはありませんでした。
同様にテニスも送迎くらいで特に大変なことはなかったですね。私は練習を見ていたので、暑い時や寒い時は大変でしたが、見ているだけで良かったので、それほど負担ではありませんでした。時間が一時間と短かったのも負担に感じなかった理由だと思います。
息子の場合は少年野球だったので、お茶当番があり、コーチや父兄へのお茶出しやお昼の手配、子供たちの怪我の手当てなど、朝から暗くなるまでグラウンドにいたので、管理人にとっては大変でした。また、父母会の会長も務めたことがありますが、こちらはお茶当番以上に気を遣い、時間もかかりました。
どんな習い事をするかによって、親御さんの負担は大きく変わります。入会する前に確認してみることをおすすめします。
他の習い事とのバランスは?
スポーツの習い事以外に他の習い事をしている女の子もたくさんいます。どんな習い事が多いのでしょうか?
芸術系:ピアノ・エレクトーン・バイオリン・絵画
勉強系:書道・そろばん・塾・英会話
娘の場合は、ピアノ・塾・テニス
という感じで、芸術系・勉強系・スポーツ系と1つずつ習っていました。
こんな感じで組み合わせているご家庭は多いです。
例えば、
月:塾
火:休み
水:ピアノ
木:休み
金:休み
土:テニス
日:休み
休みがあるので、学校の宿題をしたり、塾の宿題をすることができます。
また、学校から帰ってから友達と遊ぶ、日曜に友達を遊ぶなど友達との時間や家族で出かける時間も確保できるのもいいですね。
勉強も習い事も大切だけど、大人も仕事だけの毎日だったらうんざりしてしまいます。
友達と遊んだり、親子でランチしたり、映画を観に行ったり、ショッピングしたり楽しむ時間を持つことで輝く毎日になるものなんじゃないかな?と思います。
小学生女子スポーツの習い事ランキング
小学生の女の子に人気のスポーツをランキング順にお知らせしていこうと思います。どんな習い事が人気があるのでしょうか?また、人気の理由は何なのでしょうか?
第一位:スイミング(水泳)
第1位の水泳は続けるとどんな効果があるのでしょうか?
健康の為に子どもにスイミングを習わせたいと考えているお母さんも多いですよね。水からの刺激で皮膚が鍛えられ、自律神経が強くなったり、体温調整機能が向上したりします。
小児ぜんそくが改善される
スイミングは呼吸法を練習する事によって循環器官が鍛えられます。心肺機能も向上し、小児ぜんそくの予防や治療の一つとしても注目を浴びています。ぜんそくのお子さんが通われる場合は担当医にスイミングをしても大丈夫か確認してみてくださいね。
風邪に強くなる
スイミングは全身を使って運動するので、筋肉がつき、体力も自然に身についていきます。スイミングを始めてから風邪をひきにくくなったという話を良く聞きます。
頭が良くなる
脳の空間認識能力が高まったり、脳の神経回路を刺激して頭の回転がはやくなったり等、頭が良くなる効果があります。
水泳の授業に活かせる
学校での水泳の授業は泳げるようになることは期待できないです。それほど泳ぎの習得には時間がかかるということですね。
また、学校の水泳の授業ではレベル別に泳ぐことが多いので、スイミングスクールで習っているお子さんは活躍することができますね!
第二位:ダンス
基礎体力が向上する
水泳と同様に筋力や柔軟性、バランス感覚や瞬発力に心肺機能など、基礎体力をアップさせてくれます。
協調性やチームワークを学べる
発表会やイベントでステージに上がる機会が多く、一緒に練習する仲間と協力することやコミュニケーションの大切さ、そして達成感を得ることができます。
リズム感が自然と身に付く
音楽に合わせて体を動かしていく中で、リズム感が自然と身に付いていきます。
中学の授業で活かせる
中学の必修科目となった「ダンス」の授業で活躍できますね!
ダンス教室に通う前に
ダンスの先生によって指導法やダンスのジャンルも変わってきます。どんなダンスがしたいのか?をお子さんと良く話し合い、まずは色々なダンスを動画で見てみるのもいいですよね。
体験をして、ダンス教室に通い始めたものの、こんなはずじゃなかったとなるのは避けたいですよね。
更に発表会やイベント等、思いもよらぬ出費があるかもしれませんので、入会前に確認することをお勧めします。
また、中学のダンスや体力づくりのためなら、家で親子一緒にDVDを見ながら挑戦するもの良いですよね。
第三位:テニス
総合的な運動能力を伸ばすことができる
テニスは一見すると「打つ」という動作しか目につきませんが、実際には「走る・飛ぶ・打つ」という色々な運動能力が必要になってきます。 ボールの速さと方向を判断する動体視力、走れるだけの体力、打ち返すための筋力を使うことになるので、自然と総合的な運動能力を高めることができます。
将来の趣味になる
大人になってからもテニスを続け、アマチュアのテニス大会に出場している方も多く、その姿はイキイキとしていて素敵です。また、歳をとっても続けている方も多く、健康的に過ごせます。
第四位:バスケットボール
基礎体力がつく
走り込み、柔軟運動、ドリブル練習、更にシュート練習、ゲーム形式の練習など、練習時間は2~3時間くらいになるので、かなりハードな内容なところが多いでしょう。
礼儀が身につく
場所にもよりますが、ある程度の指導の厳しさはよく聞きます。また、団体競技であるため特に徹底する必要性もあるのでしょうね。野球やサッカーも同様だと思います。
協調性が養われる
自分のミスがチームのミスとなり、勝敗を左右してしまうことがあると学ぶことになると思います。これは社会に出てからとても良い経験となりますね。
第五位:体操教室
体操教室はマット運動や跳び箱が飛べるようになるだけでなく、運動神経が良くなるので、幼稚園や小学校低学年など小さな頃から習わせるご家庭が多いです。では、体操教室のメリットをご紹介します。
身体が柔らかくなる
身体が柔らかいと太りにくい、疲れにくくなる、怪我予防など色々なメリットがあります。今後どんなスポーツに打ち込むことになったとしても重要な身体作りとなってくれます。
体育が得意になる
鉄棒やマット運動、跳び箱など、体育の授業は苦手な子も多いのが現状です。しかし、体操教室でプロに教えてもらえるので、運動が苦手な子でも覚えやすく、体育が得意になった、みんなよりも上手にできて自信になったなどの意見もあります。
他にもバレエ、新体操、空手、剣道、卓球、バドミントンなどがあります。
中学の部活に繋がるスポーツ
特に小学生の時期には基礎体力を上げる意味でもスポーツは重要な役割を担っています。
また、中学でいざ部活に入ろうと思っても、すでに小学校時代から練習を重ねているお子さんも多く、尻込みしてしまうことがないように、お子さんの入学予定の中学校の部活事情をしっかりリサーチしておきたいですよね。
部活と勉強の両立
高校では?
最後に
最初は張り切って始めても思ったのと違った、飽きてしまった、他のことに興味を持つようになったなど始めた習い事をずっと続けていくのは大人でも難しいですよね。とはいえ、教育上すぐに辞めさせるのは親としてできればしたくないこと。
子供に習い事を辞めたいと言われた時の対処法などを別の記事でまとめていますので、よろしければご覧になってくださいね。
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