2020年12月1日のTBS系列「マツコの知らない世界」ではおせちの世界というテーマで、自分好みにカスタマイズできる最強具材が放送されました。
おせちの市場規模は現在およそ600億円(重詰め完成品)で、有名シェフプロデュースや高級料亭のものなど、年々右肩上がりで爆売れしています。
今回は番組で紹介されたおすすめの最強おせち具材を紹介します。
マツコの知らない世界|おせち具材2021オススメ|栗きんとん・伊達巻・黒豆・なます
教えてくれるのは、究極のおせちを求めてこれまで1500種類以上ものおせちを食べてきたという中井千佳さんです。中井さんは食品会社にお勤めで、おせちに携わってこられました。
今回のおせちは『おせち具材アベンジャーズ』をテーマに、こだわり具材をそれぞれお取り寄せする方法でおせちを作っていきます。
現在はおせちの具材ごとにこだわりのメーカーが作っていて、冷凍技術も上がっているので一つ一つの具材が取り寄せられるようになっているそうです。
マツコさん愛用のおせち
マツコさんがお正月に毎年頼んでいるという愛用おせちを教えてくれました。
【つきぢ田村 おせち三段重】
三段重のうち一段が丸々お煮しめなのがマツコさんのお気に入りポイントだそうです。
つきぢ田村のおせちはダシをじっくり効かせた濃い味に仕上げています。
中井さんも「お煮しめは最重要」とおっしゃっていました。お煮しめの量がしっかりあるところが本当に美味しいおせちなんだそうですよ。
若者に人気!伊達巻&栗きんとん
今年は年末年始で17連休になる方もいらっしゃるので、例年にないほどおせちの人気が高まっているそうです。
しかし、20~30代の若い世代は1人世帯の増加や帰省しない若者が増えたことで、おせちを食べない人が増加、おせち離れが進んでいるそうです。
そこで20~30代にも人気のあるおせち具材伊達巻と栗きんとんのおすすめ商品を紹介してくれました。
ちなみにこちらが番組で紹介されたおせちの好きな具材ランキングです。
20代 | 30代 | |
1位 | 海老 | 肉料理類 |
2位 | 肉料理類 | 海老 |
3位 | 栗きんとん | 栗きんとん |
4位 | ぶりの照り焼き | 伊達巻 |
5位 | 伊達巻 | ぶりの照り焼き |
吉田喜 極上伊達巻
業務用のたまご焼き・だし巻き・伊達巻製品の食品メーカーが作る絶品の伊達巻です。
京都府にある吉田喜さんの極上伊達巻は水飴・本みりんで味付けをさて、隠し味のハモのすり身でコクが濃厚で癒やしのふっくら感が特徴です。
この道20年の職人内山さんが1本1本焼き加減を目視して作っているので、1日100本が限界なんだそう。激レアの商品です。
特に皮が卵の風味と甘さが同時にくるものがベストな焼き加減なんだそう。
伊達巻と一緒に飲むのに中井さんがおすすめするお酒が『新政酒造 No.6』です。
3秒でとろけるほどなめらかな水上食品の栗きんとんです。高い技術と丁寧な裏ごし、また栗餡といも餡を2:1に混ぜることで濃厚な栗の風味に仕上がっています。
マツコさんは「日本酒と一緒だとマロングラッセみたいになる!」と強調されていましたよ。
こちらは番組内で紹介された嫌いな具材ランキング(10代)です。
1位 | 黒豆 |
2位 | 数の子 |
3位 | 昆布 |
そして、こちらはおせちの具材・料理の中で残しがちなものです。
1位 | 紅白なます |
2位 | 菊花かぶ |
3位 | 田作り |
4位 | 昆布巻き |
5位 | 黒豆 |
志賀商店【国内産 丹波黒 黒豆】
中井さんが全国20か所50種類の黒豆を取り寄せて色・形・味を研究した結果、約2.5cmの大きさは煮詰まりすぎず豆の食感も残るベストサイズなんだとか。
そこで、中井さんが究極の黒豆を教えてくれました。
志賀商店の丹波黒 黒豆は約2.5cmの黒豆を1粒1粒丁寧に選別し、新鮮な水に15時間漬け込み、添加物を使わない味付けで濃厚な豆の味わいが楽しめます。
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黒豆が余った時のアレンジレシピ【黒豆のポタージュ】
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【材料(2人分)】
・黒豆 140g
・たまねぎ 1/2個
・ベーコン 30g
・水 200ml
・牛乳 100ml
・バター10g
・塩 小さじ1/2~
・こしょう 少々
①黒豆は汁気を切ってサッと水洗いし、ザルにあげる。たまねぎは薄切りに、ベーコンは細切りにする。
②鍋にバターを入れて熱し、ベーコンをじっくりと炒めて脂を出す。脂が出たらたまねぎを加えて、透き通るまで炒める。
③.①の黒豆を入れてさらに炒る。全体に油が回ったら水とローリエを加え、アクを取りながら10分煮込み、火を止めて粗熱をとる。
④粗熱が取れたらミキサーやハンドミキサーでなめらかに撹拌する。鍋に戻し、牛乳を加えて火にかける。沸騰させないように温めながら、塩、こしょうで味を調える。
黒豆が余った時のアレンジレシピ【黒豆のクリームチーズ】
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【材料】
・クリームチーズ200g
・黒豆140~150g
・粉ゼラチン5g(=1袋)
・(ゼラチンをふやかす)お湯50ml
①お湯と粉ゼラチンをまんべんなく混ぜ合わせてふやかしておく。
②クリームチーズは、練ってクリーム状にやわらかくなるまで室温で戻しておく。急ぐ場合は湯栓にかけてもOK。
③.②に「必ず汁切りをした黒豆」を混ぜ込む。
④.①を電子レンジに少しかけて液体に戻し、③に注いでまんべんまく混ぜ込む。
⑤.④をラップの上に広げてキャンディーのような筒状に。冷蔵庫へ移して冷やし固める。
⑥固まったらラップのままナイフを入れて切り分け(※潰れにくくなります。)
野島食品【紅白なます】
新潟県にある野島食品の紅白なますは、新潟県の契約農家さん1軒の大根を使用しているこだわりでシャキシャキの食感を実現されています。
2種類の米酢の相乗効果でまろやかな酸味が味わえるのが特徴のなますです。
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紅白なますが余った時のアレンジレシピ【バインミー】
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【材料】
・バゲット 1/2本(約15cm)
・サラダチキン(プレーン) 1/3個
・紅白なます 60g
*ナンプラー 小さじ1/3~1/2
*にんにく(すりおろし) 少々
・サニーレタス 1枚
・スイートチリソース 大さじ1
・パクチー(2cm幅) お好みで
・レモン(くし形切り)お好みで
①なますに(A)を混ぜる。バゲットは厚さを半分に切る。サニーレタスは一口大にちぎる。サラダチキンは手で食べやすい大きさに割く。
②バゲットにサニーレタス、なます、サラダチキンの順にのせ、スイートチリソースをかける。好みでパクチーをはさんだり、レモンを絞って食べる。
紅白なますが余った時のアレンジレシピ【タルタルソース】
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【材料】
・卵 2個
・紅白なます 適量(お好みで)
・マヨネーズ 大さじ3
・レモン汁 小さじ2/3
・胡椒 少々
①鍋に湯を沸かして茹でたまごを作る。
②紅白なますをみじん切りにする。
③材料を全てボウルに入れ、茹でたまごを潰しながら混ぜる。
ご当地おせち具材
赤こんにゃく
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滋賀県の名物である赤こんにゃくは、お正月には出汁で煮込んで出されるそうです。
丸長食品の「あかこん」は鰹だしと唐辛子を効かせてジックリと炊き上げることで中まで味が染み込んで上品な味わいとなっています。
見た目からは想像できない美味しさで、マツコさんも絶賛していましたよ。
石川県の「べろべろ」
溶き卵を寒天で固めた加賀の郷土料理です。名前の由来は色がべっ甲に似ていることからなんだそうです。
千葉県の「ハゼの甘露煮」
九十九里などでとれるハゼを甘辛くに浸けた料理。ハゼの動きや成長が早いことから、目標が早く達成すると言われている縁起物なんだそうです。
山梨県の「アワビ煮貝」
香川県の「あんもち雑煮」
白味噌にあんこ入り丸餅を入れた讃岐料理です。
さいごに
最後までご覧頂き、ありがとうございます。
今回はおせちの需要が今までにないほど高まっているそうです。

ぜひ参考にしてみてください