休み時間に1人で過ごしていることを知り、心配される親御さんもいらっしゃいます。
友達がいない、少ないお子さんは4つのタイプに分れます。
どのタイプにお子さんが当てはまるかを考え、タイプに合った対処をしていきましょう。
小学生の女の子友達がいないタイプは?
それでは早速4つのタイプを見ていきましょう。
①友達は欲しいけど、周りから避けられてもいない。
②友達は欲しいけど、できない。周りから避けられていると感じる。
③一人で過ごすことが好き。しかし、友達と協力したり遊ぶこともできる。
④友達がほしいとは思わない。友達と協力したり、遊ぶ気もない。
①友達はいないけど、周りから避けられてもいない。
タイプ別に対処法をみていきましょう。
このタイプは「受け身」のお子さんが多いです。
自分から声を掛けることが少ないので、なかなか友達ができないこともありますが、相手の気持ちを考えられる子であることが多く、次第に周りから声をかけられ、友達ができるようになります。
友達との関わりができてくると、次第に輪に入っていくこともできるようになります。
このタイプの親の対処としては、温かく見守ることです。
②友達はほしいけど、周りから避けられていると感じる。
このタイプのお子さんは2つの傾向があります。
・清潔感がない(服、髪、持ち物など)
・攻撃的、自己中心的
清潔感がないのは、親御さんが気をつけてあげられることですね。
問題は攻撃的だったり、自己中心的なケースですね。
この場合は叱るとますます悪化してしまうので、注意が必要です。
攻撃的な子の対処法
攻撃的なお子さんは満たされない思いを抱えていることが多いです。
親に否定的なことばかり言われたり、暴力を受けていると学校で攻撃的な態度を取ることが多いです。
されたことをそのまま友達にしてしまってる状態ですね。
また、暴力で周りの子から怖がられたり、言うことを聞いてもらえる経験をすると優越感から快感を覚えてしまいます。
その対処法は、子供に否定的なことを言わないようにすることです。
例えばテストが80点だったとします。
親としては90点とって欲しかった場合は褒めるよりも「次は90点とれるように頑張ろうね」と言ってしまいますよね。
それが悪いことではないですが、いったん頑張ったことを褒めてあげるとお子さんの気持ちは満たされます。
「よく頑張ったね!じゃあ、次は90点を目指そうね。」この方が前向きな気持ちになれます。
自己中心的な子の対処法
自己中心的な性格になる原因としては大きく分けて2つあります。
一つ目は「持って生まれた性格」です。
二つ目は「生まれてからの環境や育て方」によるものです。
いくら愛情をかけて育てていても、「持って生まれた性格」を直すには根気が入りますし、時間もかかります。
また、愛情を感じることなく育ったお子さんにも自己中心的なところが見られます。
でも、子育ては時間のかかるもの。小学生の時期に根気強く育てたお子さんは中学や高校で大きく成長します。
そのためにも今、親がしてあげられることは
・頭ごなしに怒らない
・自己中心的な話でも否定せずに最後までしっかり聞いてあげる
これ、結構難しいことだと思いませんか?
親は子供の悪い部分は直してほしい。
だからついつい「間違っていること」を言うと否定してしまうのですが、子供は聞いてほしいんですよね。
これは中学生くらいになると、「間違ってること」を言っている自覚があっても聞いて欲しいみたいです。
そう、ただ聞いてほしいんです。
あなたも友達に「ただただ聞いてほしい」って時ありませんか?
それと一緒です。
聞いてもらえると気持ちは安定します。
それを繰り返していくうちに、自然と自己中心的な性格から変わってきます。
やっぱり親御さんは子供のお手本、思いやりのある声掛けをしていれば、自然と相手のことを考えられる子に成長します。
③一人で過ごすことが好きだけど、友達と協力したり遊ぶこともできる。
このタイプのお子さんは1人でいる時間も友達と遊ぶ時間も大切にしています。
そこで親から「休み時間に1人なんて」と批判めいたことを言われると「余計なことを言われてる」という印象しか持てません。
友達と遊ぶ時は遊ぶので、1人の時間も大事にしてあげてください。もしかしたら、1人遊びで熱中していた絵や本が将来職業として活かせるかもしれませんよね。
④友達がほしいとは思わない。友達と協力したり、遊ぶ気もない。
このタイプのお子さんは一度専門家に相談してみると良いようです。
その上で今後どうゆう道を進むといいかを考えていくのです。
人と関わることが苦手な子が将来接客の仕事に就けば、苦痛になります。
我が子の適正を知り、居心地の良い道を歩ませてあげれれば、幸せな人生を送れると思います。
友達ができない子どもに親がしてあげれることはある?
いつも友達に囲まれている人気者の小学生は「思いやり」がある子だそうです。
思いやりのある子は相手のことを考えて発言、行動するので嫌な思いをさせることがなく、居心地がいいのです。
では、どんな風に接したら、思いやりのある子に育つのでしょうか?
親が子供に掛ける言葉に気をつける
日常生活で否定的な言葉を使わないようにします。
「ダメ」よりも「頑張ったね」の方がまた頑張れます。
共働き家庭が増え、日々忙しいママが多くなりました。
分刻みのスケジュールでバタバタと過ぎていく中、疲れているとどうしても前向きな言葉が掛けられない時もありますよね。
でも、否定的な言葉には悪いことを引き寄せてしまうと思っています。
逆に前向きな言葉は良いことを呼び寄せると信じています。
ママさんも一日頑張りましたね。お疲れ様です。
放課後遊ぶ時間を作ってあげる
最近は塾や習い事が忙しく、学校が終わってから遊べない子どもも多いです。
目標を持って頑張っているお子さんもいますので、悪いことではないのですが、
友達と遊ぶ時間を作ってあげると、自然と仲良くなれるようです。
またその際は明るいうちに帰って来ること、宿題は帰ったらすぐやることなど
ご家庭でのルールを決めているところも多いです。
学校以外での友達関係の場を作る
学校で1人で過ごしていても、塾や習い事、スポーツ少年団などで友達関係が作れると
学校での友達関係が気にならなくなったり、友達ができたりします。
また、学校での自分とは違う自分を発見できたりします。
最後に
特に女の子はグループでいることに執着します。
そんなに嫌な思いをしてまで一緒にいることないのにと親は思いますよね。
でも、当事者になると抜けることができないものです。
小学生の時期はまだ自分の考えをそのまま口にする子が多く、
友達を傷つけることを言う子は普通にいます。
嫌な子と一緒にいるより1人でいた方がいいと考え、実行できることは強さでもあります。
本当に気の合う子、一緒に居て楽しい友達が見つかるといいですね。
話してみたら、意外にも近くにすごく気が合う子がいるかもしれませんね。
前向きに良い方向に導いてあげてくださいね。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
またお越しくださいね。
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