小学生のお子さんを塾に通わせようかお悩みの親御さんに、実際に小学生の娘を塾に行かせている管理人が、中学受験をしないのに塾に行くことになった理由やいつから塾に通わせたか?などをお話したいと思います。
小学生の学習塾はいつから?
娘は小学四年生の2月から塾に通い始めました。塾は2月頃から新学年の授業がスタートすることが多いからです。ということは小学五年生から塾に通う子が増えるということですね。また、公立中学進学予定者で学習塾に通うお子さんは4割くらいです。
参照:文部科学省 平成28年度「子供の学習費調査」より
ただ、中学受験をされるお子さんはもっとスタートが早いです。小学三年生の2月から中学受験のカリキュラムが始まる塾が多いようです。
小学五年生・六年生から塾に通う子が増えるのはなぜ?
五年生の壁
五年生の算数で急に勉強についていけなくなる子が増えてきます。特に「分数の計算」「割合」でつまづく子が多いといわれています。それまで簡単に答えていた親御さんも戸惑う問題が増えてきます。
六年生は中学を見据えて
六年生では中学の勉強を先取りする塾もあります。また、やはり算数の「速さ」や「図形」でつまづく子も多いようです。
公立中学に進む小学生に塾は必要?
では、一般的にどういった理由で塾を検討するようになったのか、ご紹介したいと思います。
・学校のテストで70点以下の点数が目立つようになったから。
・小学校の授業より少し難しい問題も解けるようになってもらいたいから。
・勉強熱心な仲間と一緒に授業を受けることでお子さんのやる気もアップするような気がするから。
・中学で最初から良い成績が取れるように、小学生のうちから準備しておきたいから。
小学生に塾は必要ない?
では、次に小学生に塾は必要ないという意見を見ていきましょう。
自立学習ができる子供にならない
学習塾に通うと学習塾の計画通りに勉強するようになるので、自立した勉強ができる子にならないという意見です。
自立学習とは?
●自分で課題をみつけて主体的に解決していく
●自分で目標を定め、それに向かって計画性を持った学習をすすめる
このような学習スタイルに必要なことはなんでしょうか?
●予習・復習・宿題
●授業を理解してる
●テスト対策
当たり前のことですが、基本の部分を押さえる勉強法を早い段階で身につけることができれば、自ずと結果がついてくるということですね。しっかり理解できていれば、塾の必要はないかもしれません。
スポーツやピアノの方が大事
小学生のうちは塾で勉強するより、スポーツやピアノを習わせることで得られる学びを重要視した意見です。
スポーツ
●体力がつく
●大人になってから特技や趣味になる
●礼儀が身につく
ピアノ
●五感からの刺激になり、脳に良い
●大人になってから特技や趣味になる
●練習を続けるうちにピアノの曲が弾けるようになるので、達成感を得られる
小学生の塾の費用は?
費用はどの塾に入るかによって様々です。ちなみに例としまして、検討している集団指導の塾と個別指導の塾代を大まかに計算してみました。
集団指導
入塾代 21,600円
学年 | 年会費 | 塾代 | 合計 | 授業時間 |
小5 | 2800円 | 7200円×12ヶ月 | 89,200円 | 50分×2(月4回) |
小6 | 2800円 | 8400円×12ヶ月 | 103,600円 | 50分×2(月4回) |
中1(五教科) | 2800円 | 25400円×12ヶ月 | 307,600円 | 2時間(月12回) |
中2(五教科) | 2800円 | 30200円×12ヶ月 | 365,200円 | 1時間40分(月16回) |
中3(五教科) | 2800円 | 34100円×12ヶ月 | 412,000円 | 1時間50分(月16回) |
合計 1,299,200円
こちらの塾代にはテキスト代、テスト代、夏期講習代、冬期講習代、春期講習代が含まれていません。
これよりもかかることが想定されます。
個別指導
入塾金 20,000円
学年 | 諸経費 | 塾代 | 合計 | 時間 |
小5 | 2600円×12ヶ月 | 12000円×12ヶ月 | 175,200円 | 45分×2(月4回) |
小6 | 2600円×12ヶ月 | 12000円×12ヶ月 | 175,200円 | 45分×2(月4回) |
中1 | 2600円×12ヶ月 | 35200円×12ヶ月 | 453,600円 | 1時間20分(月12回) |
中2 | 2600円×12ヶ月 | 35200円×12ヶ月 | 453,600円 | 1時間20分(月12回) |
中3 | 2600円×12ヶ月 | 46000円×12ヶ月 | 583,200円 | 1時間20分(月12回) |
合計 1,860,800円
こちらの塾代にはテキスト代、テスト代、夏期講習代、冬期講習代、春期講習代が含まれていません。
これよりもかかることが想定されます。
早稲田アカデミーKコースに入塾した感想
うちでは小学校四年生の夏から塾を探し始めました。それまでは「ベネッセのチャレンジ」や「教科書ワーク」などを使って家で勉強していたのですが、夫婦ともに中学受験が気になり塾で話を聞いてみました。
しかし中学受験を目指すなら、小学四年生では遅すぎました。遅くとも小学三年生から情報を集めるべきでした。ただ娘に中学受験はしたくないと言われたので、どちらにしても断念していたと思います。
中学受験は諦めた私達夫婦でしたが、高校受験に向けて娘のやる気をアップさせられるよう環境を整えようと思い、早稲田アカデミーの公立進学クラスのKコースに入塾しようと決めました。あまりやる気のない娘を塾に入れるのはちょっとかわいそうな気もしましたが、何とか励まして塾に通わせることにしました。なぜここまでして塾に入れたかったと言うと、娘は身体が弱くてスイミングやテニスなどのスポーツを習っても長続きしなかったからです。
何か1つでも得意なことを身につけてほしいと思っていました。また、上の子が同じ早稲田アカデミーでお世話になって念願の進学校に合格できたことも早稲田アカデミーを選んだ理由の1つでした。
Kコースでは、宿題もそれほど多くなく、勉強の内容は小学校で習う問題よりも少し難しいくらい。学校の授業よりも先に塾で教えてもらっているので、学校の授業は問題なく理解できたようです。
ただ中学受験を目指して勉強しているお子さんと比べると、かなり実力に差があります。私立中学に入学したお子さんとは一緒になりませんが、不合格もしくは合格したけれど私立に進まなかったお子さんが中学では娘と同じ塾のクラスになる可能性が高いのです。
小学三年生から中学受験を始めたお子さんと、小学五年生から小学校の授業に添った勉強をのんびりしていた娘とではスタートからレベルが違ってしまうのです。
中学受験はかなり過酷です。自らの固い意志で受験を選択したお子さんでも、毎日何時間も勉強し続けるのは親御さんのサポートや時には厳しさもないと続けることはできないと思います。中には勉強が嫌いになってしまうお子さんもいます。
その点Kコースは無理なく楽しく続けることができました。Kコースのお友達もできて楽しく通えるようになりました。また、塾の先生が中学の勉強の大変さなども少しずつ教えてくれています。親に言われると反発する娘ですが、先生に言われると納得するんですよね。
最後に
公立中学に進学することが決まっているのに塾に通わせる一番の理由、うちは高校受験対策です。中学受験はハード過ぎて娘には無理でしたが、五年間かけて高校受験を目指すことで身体の弱い娘にも睡眠時間を削らず、しっかり授業を理解することができています。
時間もあるので早稲田アカデミーのオンライン英会話を小学校六年生の秋から受講し、楽しく英語を学んでいます。さらに英検にも挑戦し、先日5級に合格しました。次は4級を目指して勉強中です。
また、休日にはお友達と買い物を楽しんだり、親子で映画を観たり、カフェでお茶したり、充実した小学生生活を送れています。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
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