以前は日本中の河原を黄色に染めていた「セイタカアワダチソウ」ですが、今では減少傾向にあります。日本の侵略的外来種ワースト100にも選ばれた繁殖力のとても強い多年草です。
今回は「セイタカアワダチソウ」の花言葉や由来、なぜ減少傾向にあるのか?などについてご紹介します。
セイタカアワダチソウ(背高泡立草)の花言葉
セイタカアワダチソウ(背高泡立草)の花言葉:生命力、元気
セイタカアワダチソウ(背高泡立草)の花言葉由来
生命力、元気
セイタカアワダチソウは、アレロパシーという物質を出します。このアレロパシーはセイタカアワダチソウを含めた周囲の全ての植物の生育を抑制してしまいます。
そのため、セイタカアワダチソウが一度根付いてしまうと、他の植物が発芽できません。その繁殖力の高さから、要注意外来生物リストに入ってしまった植物なのです。
花言葉もその強い繁殖力にちなんでいます。
セイタカアワダチソウ(背高泡立草)の花名由来
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花名は丈があり、花が泡立って見えることからつけられたもので、英名の「golden rod」(黄金の鞭)は、しなやかな茎と金色に輝く花姿からきています。
セイタカアワダチソウ花粉
セイタカアワダチソウは、一時は気管支喘息や花粉症の元凶だと考えられていましたが、虫媒花で風媒花ではないので、花粉が少ない上に、風で飛ぶのには重いので、近年は無関係と考えられています。
また、根が長いセイタカアワダチソウは、地下のモグラやネズミの死骸や糞の栄養分を吸収することができました。以前は。家を覆うくらいの高さまで大きく成長したのですが、近年は自然の減少や小動物の駆除が進み、程よく周囲のススキ等と共生する姿も見られます。
セイタカアワダチソウの概要
名称 | セイタカアワダチソウ |
和名 | 背高泡立草(せいたかあわだちそう) |
別名 | 背高秋の麒麟草(セイタカアキノキリンソウ) |
科名属名 | キク科アキノキリンソウ属 |
原産地 | 北アメリカ |
開花時期 | 10月~11月中旬 |
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