ニキビが出来てしまったらできるだけ化粧はしない方が治りが早いと聞くし、日焼け止めも塗らない方がいいのかな?
そんな風に疑問に思う方も少なくありません。しかし、ニキビができてしまった時だからこそ、紫外線対策が必要です。
今回は、
- 日焼け止めでニキビが治る?
- ニキビが治らないのは日焼けのせい?
- ニキビに優しい日焼け止めは?口コミをご紹介!
を中心にお伝えします。
日焼け止めでニキビが治る?
私も学生の頃はニキビができてしまったら、何も塗りたくないなって思っていました。
日焼け止め塗ったらベトベトしてホコリもついてしまいそうだし、「良くないはず」って勝手に思い込んでいたんですよね。
でも、本当は逆効果で紫外線対策をしないと、ニキビを悪化させてしまいます。
皮膚科を受診した際に聞いてみたら「紫外線がニキビに当たる方が良くない」と言われて皮膚科で勧められた日焼け止めを塗ってみたら、ニキビが少なくなったことがあります。
ニキビが治らないのは日焼けのせい?
ニキビの原因は様々です。
日焼けや日焼け止めを塗らなかったからニキビが治らないとは言えません。
ニキビの原因としては睡眠不足、ホルモンバランスの乱れ、便秘、ストレス、喫煙、冷え、乾燥、不規則な生活、食生活の乱れなどがあります。
しかし、ニキビが治らない原因の1つに紫外線があることは間違いありません。
紫外線を浴びると肌荒れする
紫外線による刺激を繰り返し受けてしまうと、肌が自身のダメージを防ぐために、肌の表面を余分な角質でおおった角質肥厚の状態にしようとします。
角質肥厚とは皮膚の表面にあって自然にはがれ落ちるはずの角質(あか)が長くとどまり、皮膚が厚く硬くなった状態のことをいいます。
肌のバリア機能も落ちてしまい、水分が蒸発しやすくなるので乾燥は肌のきめが乱れてしまいます。
ニキビが増えるのは紫外線で硬くなった角質が原因?
日焼け止めを塗らないままの状態で紫外線が当たると肌自身が自分を守ろうとして角質を硬くしてしまうそうなんです。
結果として、毛穴が塞がって皮脂が詰まり、ニキビが増えてしまったり、紫外線に当たることで「ポルフィリン」という毒素を発生させ、悪化してしまうことがあります。
同じような経験をされている方も多く、ニキビやニキビの跡がなかなか消えない原因は日焼けだったというケースもあるんです。
また、ニキビは治ったけど、そのままシミになってしまうケースも多く、これは紫外線を浴びたニキビが色素沈着してしまったからです。
色素沈着は傷跡も一緒です。大人になるにつれてターンオーバーの周期が長くなるため、傷跡やニキビ跡が治りにくくなってしまいます。
ターンオーバーは肌の新陳代謝、肌の生まれ変わりのことをいいます。
年齢によりターンオーバーの周期は変わるので、子供や20代の方の方が傷跡が治りやすいのはそのためです。
ちなみに30代~40代のターンオーバーの周期は45日程度かかります。
ターンオーバーの周期=自分の年齢×1.5~2がだいたいの周期だといわれています。
ニキビに優しい日焼け止めは?
日焼け止めの中でもニキビに優しいものを選ぶことが大切です。
どんな日焼け止めが肌に負担が少なく、ニキビを防いでくれるのでしょうか?
肌負担が少ない日焼け止め
紫外線を防いでくれるけど、赤ちゃんや子供にも使用できる肌負担の少ない日焼け止めも発売されています。
紫外線吸収剤を含まない「ノンケミカル」がおすすめ!
日焼けを防ぐ成分には、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤があります。
紫外線吸収剤とは‽
紫外線を吸収する化学物質のことです。
肌の上で吸収した紫外線が化学変化を起こすことで日焼けを防ぎます。
肌が敏感な方には化学変化が刺激になる場合もあります。
紫外線散乱剤とは?
紫外線を肌の上で反射させる物質のことです。
酸化チタン、酸化亜鉛、タルクなどを酸化させた粉体が使われます。
紫外線吸収剤の方が肌への負担が大きいので、ニキビ肌には紫外線散乱剤がおすすめです。
紫外線散乱材はノンケミカルと表示されていることもあるので、「ノンケミカル」「紫外線散乱剤使用」と記載されている日焼け止めがいいですね。
ただ、紫外線散乱剤は日焼け止めとしての効果は弱いので、帽子や日傘、UVカットグッズなどを使用し、紫外線対策を強化するとなおいいですね。
SPFは20~30まで、PAは++までがおすすめ!
SPFとPAの数値が高いものは、紫外線をカットする効果も高いですが、肌への負担も大きくなります。
普段使いなら、SPF20~30、PAは++がおすすめ!ニキビにも安心して使うことができます。
外での運動やレジャーをする日は、SPF30〜40・PA++の日焼け止めを使い、こまめに塗り直すことをおすすめします。
オーガニックや赤ちゃん用もおすすめ!
オーガニックや赤ちゃん用の日焼け止めなら、一般の日焼け止めより低刺激なのでニキビがあっても安心して使用することができます。
こちらのアロベビーの日焼け止めは国産オーガニックで新生児から使えます。
痛みを伴っているニキビや肌に刺激を与えないようにスプレーで塗ることができます。
アロベビーを使用した時の感想の記事です。良かったらご覧くださいね。
落とす際はお湯だけで簡単にオフできます。とことん低刺激にこだわりたい方にぴったりです。
- 100%天然由来成分
- 純国産
- 合成紫外線吸収剤不使用
- ディート不使用
- 無添加・無香料・無着色
- SPF15 PA++
- ノンケミカル:〇
- 紫外線カット効果:SPF15・PA不明
- 落としやすさ:お湯で落とせる
- テクスチャー:ミストタイプ
- ウォータープルーフ:×
- ノンコメドジェニックテスト:記載なし
クレンジング無しでも落とせる日焼け止めが肌残りがなく安心!
オイルフリーなら更に良し!
ニキビの基となるアクネ菌は皮脂や脂があると増加してしまいます。日焼け止めに含まれるオイル成分もニキビを増やす原因となってしまうので、オイルフリーのものだと新たなニキビを予防することができます。
どうしてもオイルフリーがない場合はできるだけ少ないものを選ぶといいですね。
「ノンコメドジェニックテスト済み」を選ぶのもおすすめ
古い日焼け止めだと雑菌が繁殖→ニキビ増加へ
ニキビがあっても化粧をしたいときは?
紫外線カット効果がついている化粧下地がおすすめです。
しかし、紫外線カット効果が高い化粧下地やファンデーションには、紫外線吸収剤が使われているものが多いため、紫外線錯乱剤使用のものを選ぶと肌への負担が軽くなります。また、香料や着色料などもニキビ肌に負担をかけるので、含まれていないものがおすすめです。
ニキビ肌にコレが良かった!口コミをご紹介!
太陽油脂の「パックスナチュロンUVクリーム」
私は化粧下地として使っていました。紫外線吸収剤、合成界面活性剤を使っていないところと864円だったのでお値段が安いのも購入した決め手でした。乳液タイプやスプレーに比べると塗り方にコツが必要ですが、化粧水を数適まぜてから塗ると塗りやすかったです。(40代女性)
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- ノンケミカル:〇
- 紫外線カット効果:SPF15・PA++
- 落としやすさ:石けんで落とせる
- テクスチャー:クリームタイプ
- ウォータープルーフ:×
- ノンコメドジェニックテスト:記載なし
ユースキンSの「UVミルク」
ユースキンはお肌のことを考えた薬用ローションでおなじみなので、この日焼け止めも刺激成分が少なく、子ども用として販売されていますので、肌が弱い私でも安心して使うことができました。香料や着色料などは含んでおらず、アミノ酸系やヒアルロン酸系の潤い成分も配合されています。水でも落とせるところも肌に負担をかけなくて済むので気に入っています。(20代女性)
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- ノンケミカル:〇
- 紫外線カット効果:SPF25・PA++
- 落としやすさ:石けんで落とせる
- テクスチャー:乳液タイプ
- ウォータープルーフ:×
- ノンコメドジェニックテスト:記載なし
オルビスの「サンスクリーンオンフェイス」
薬用UV化粧下地でニキビを防いでくれるようでしたし、人気も高かったのでこちらを購入しました。仕上がりがサラッとしていて、肌がワントーン明るくなったような気がします。お気に入りの日焼け止めです。(30代女性)
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- ノンケミカル:〇
- 紫外線カット効果:SPF50・PA++
- 落としやすさ:石けんで落とせる
- テクスチャー:乳液タイプ
- ウォータープルーフ:×
- ノンコメドジェニックテスト:〇
オルナの「オーガニック日焼け止めクリーム」
雑誌に載っていたのと、オーガニックだったので、試しに購入してみました。パッケージもオシャレだし、サラサラしていてベタつかず、白浮きもしません。市販の日焼け止めだと肌が荒れてしまうのですが、これだと大丈夫でした。(30代女性)
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- ノンケミカル:〇
- 紫外線カット効果:SPF50+ PA++++
- 落としやすさ:石けんで落とせる
- テクスチャー:クリームタイプ
- ウォータープルーフ:×
- ノンコメドジェニックテスト:記載なし
近江兄弟社のメンタームUVシールド
石鹸で落とせるくらい肌にやさしいし、白残りもせず塗りやすいです。値段が安いので気軽に購入できました。(20代女性)
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- ノンケミカル:〇
- 紫外線カット効果:SPF35・PA+++
- 落としやすさ:石けんで落とせる
- テクスチャー:ジェルタイプ
- ウォータープルーフ:×
- ノンコメドジェニックテスト:記載なし
最後に
ニキビには紫外線対策も大切というお話をさせて頂きました。
また、紫外線対策はシミやシワ予防にもなります。
あなたの肌に合う日焼け止めが見つかりますように。
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