意地悪な子っていますよね?
時にはそれが原因で学校に行けなくなってしまう子もいます。
意地悪な子には意地悪になる背景があります。
なぜ意地悪になるのか?また、そんな時にはどうしたらいいのか?
今日は小学生の意地悪な子に焦点を当てて書かせて頂こうと思います。
どんな意地悪をする?
男の子は叩く、殴るなど暴力的な事、女の子は言葉で相手を追い詰めていく傾向が強いです。
- 意味もなく叩く
- 悪口を大声で言う
- 相手が使っていたものを横取りする
- 相手のコンプレックスをつつくような言い方をする
- 無視する
- 自分の物を相手に持たせて運ばせる
など他にもたくさん意地悪と感じることはあると思います。
では、なぜこんなことをするのでしょうか?
意地悪する子の特徴は?
意地悪をする子にはいくつか特徴があります。
人より優位に立ちたい
自分がグループの中心や上でないと気が済まないタイプですね。しかし、勉強、スポーツ、人気、性格全ての面で一番になれる子はそうそういません。
そこで、自分が上に立てない分野で優位に立っている子を落とそうとするのです。これは、同時に劣等感や自信がない気持ちからくる妬みでもあります。
また、誰かを仲間外れにすることで、自分の立場を優位にします。一対一の関係で無くなると、それはもう意地悪ではなく「いじめ」ですよね。
支配欲が強い
自分のために、相手を従わせようとするタイプです。怒鳴って言うことを聞かせるタイプが多いですが、中には「掃除をしておいて」「これを持って行って」「私はまだ終わってないから、宿題を提出しないで」など友達に言葉巧みに支配する子もいます。
また、独占欲からその子に仲良しの友達ができるのが許せず、周りの子から引き離そうとします。
気持ちが満たされていない
親の愛情を感じられず、気持ちが満たされていないタイプです。また、意識せずに親から受けたことと同じことをしているケースもあります。
意地悪な子の親はどんな親?
ここまで読み進めて頂くと、全てではなくとも何となく家庭にも原因があると思えますよね?では、意地悪をする子の家庭はどんな特徴があるのでしょうか?
叱るべき時に叱らない
友達に意地悪をしているのを見ているのに叱らない親御さんもいらっしゃいます。自己肯定感を高める育児は大切ですが、悪いことをした時に叱らないと善悪の判断がつかない子に成長してしまいます。
ゆくゆくはいじめる側に立つ人間を育てているようなものです。
ルールはしっかり守らせ、親もルールを守り、ルールを守れない時は必ず叱る、ルールを守ることの大切さを子供に伝えることが重要です。
両親が不仲
・両親がいつもケンカをしている。
・子供は父・母両方の悪口を言われる。
両親が不仲だと心が不安定になるのは間違いありません。
無関心
子供に無関心の状態が続くと親からの愛情を感じることができず、愛情不足に陥ってしまいます。
ただ、「シングルマザー」「フルタイム勤務」など時間がなくて子供との時間を作ってあげられないご家庭も多いです。しかし、問題は忙しさではなく、親御さんの精神的なものが原因なことも多々あります。
また、時間があってもスマホばかりを見て子供の話を聞いてあげれない親御さんも増えています。子供は自分の話に関心がないことをすぐ見抜きます。
一番を強要する
テストは常に百点、スポーツでは常に活躍、何事も一番じゃなければ意味がないと言われ続け、常にプレッシャーをかけられて育ったお子さんは極度のストレスを感じています。
そして、一番になった子を妬むようになり、親に怒られるという不安から意地悪や攻撃をしてしまうことがあります。
もちろん、本人の意思で一番を目指すのは素晴らしいことです。
子供は親の背中を見て育つ
良く言われる言葉ですね。
悪口を言っていたり、人の揚げ足を取る、人を馬鹿にするなどなど、子供は良くないことこそ、よく吸収してしまいます。
また、親の虐待を憎んでいたはずの子供が成長してみると自分も虐待をしてしまってたというケースもあります。
逆になぜいけないのか?どうすれば良かったか?
子供が考えられるような説明をきちんとしながら叱ることができる親御さんに育てられた子は同じような子育てをするようです。
意地悪をされたときの対処法
意地悪は様々なケースがあり、対処しても改善されないこともあります。また、逆に悪化してしまうことも!これから効果のある対処法をお伝えしますが、お子さんのケースに合わせて、判断してくださいね。
話をしっかり聞く
育児においてまず全ての始まりは聞くことからですよね?
どんなことでお子さんが悩んでいるのか、しっかり聞いてあげてください。
辛かった気持ちを分かってもらえるだけでも、気持ちは楽になるものです。
「いつでもお母さんは○○ちゃんの味方だよ」と伝えてもいいし、抱きしめてもいいと思います。
愛情が伝わることが大切です。
話を聞いてもらってるうちに、大したことないように感じるケースもあります。
話を聞くことで、スピード解決に繋がるケースもあります。
先生に相談する
・来年度同じクラスにならないようにしてもらう
・席替えの際、意地悪をする子から離れた席にしてもらう
といった対処をお願いしてみるのはいかがでしょうか?
※学校によっては、こういった要望を受け付けてもらえないこともあります。
もちろん、今後の人生で意地悪な人にたくさん出会うようになるので、逃げてばかりもいられないのですが、離れてしまえば解決する問題って子供の頃は結構多いような気がします。
少しずつ離れる
一番厄介なのは仲良しグループ内の意地悪ですよね。
でも、意地悪な子と一緒に居ても楽しくないですし、楽しいと思える子と一緒に過ごしてみるのはどうでしょうか?
悪口や陰口を言う人との付き合いは仲間も悪口を言うことが多く、お子さんも次第に悪口を言うようになっていくかもしれません。
ただ、難しいケースなので、慎重に対処したいですよね。
無視するのではなく、かといって執着するのでもなく、少し離れてみるという感覚ですね。
見渡せば他にも友達はいるはずです。今まで話をすることのなかった友達と話してみると凄く楽しかったりするかもしれません。
相手の子の親に対しては?
意地悪をする子の親に言ってやりたい気持ちになるのが親御さんとしては当然のことと思います。
しかし、冷静に説明したとしても、さらなるトラブルになる可能性があります。
最初から相手の親に伝えるのは避け、まずは担任の先生に相談するのが良いと思います。
その時に注意したいのは、子供の話をよく聞くことです。先生とどのように話をしたか?先生に間違った解釈をされていないか?確認して下さい。
トラブルの話はとてもデリケートなので、些細な表現で相手に誤解されてしまうこともあります。
うちの小学校では担任の先生が話し合いの後、放課後に電話をかけてきてくれて、説明してくれました。そのようなサポートがあると安心ですね。
小学生はまだまだ子供です。友達に嫌なことをしてしまったと分かれば、「ごめんね」と言える子の方が多いです。
まとめ
いかがでしたか?
今、もしも友達関係で娘さんが悩んでいるのなら、きっとママのあなたも悩んでいらっしゃると思います。
自分のこと以上に辛いですよね?
でも、その気持ちきっと伝わります。
そして、全力でサポートしてあげてください。
もし、学校に行けなくなってしまったら、一生が変わってきてしまいます!
それほど重大なことなのです!
支えてあげれるのはあなたしかいません!
ご想像通り、人に嫌なことを言ってばかりいる子は幸せな人生は歩めないようです。
嫌なことを言われた腹いせに同じことをする子になってしまっては、勿体ないですよね。
仲間外れは特に女の子に多く見られるトラブルです。
それは小学生だけでなく、大人でもありますよね。
こちらでは仲間外れに関する記事です。
こちらは気の強い女の子とのつきあい方についてです。
また、こちらはいじめについての記事です。
良かったらお読みくださいね。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
またお越しくださいね。
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