日に当たると肌にぶつぶつと蕁麻疹ができたり、痒くなったりすることはありませんか?
ここ数年で紫外線アレルギーを発症してしまう人が増えました。
紫外線アレルギーと断定するには検査が必要です。
どんな検査が必要なのか?また費用はどのくらいかかるのか?
どんな病院で紫外線アレルギーと断定できる検査、光線過敏症テストが受けられるのかについてご説明します。
光線過敏症テスト可能な病院は?
紫外線アレルギーが疑われる場合は医療機関で検査を行い診断してもらいます。
紫外線アレルギー検査は、皮膚科かアレルギー科のある、専門の病院か総合病院に受診して行います。割と大きな総合病院でもこの検査が受けられなかったので、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
紫外線アレルギーの検査方法は?
紫外線アレルギーは原因も様々です。一度、発症するとなかなか治りにくいとされているアレルギーでもあり、発症後は紫外線に当たらないようにするなどの注意も必要なので紫外線アレルギーと断定するには、光線過敏症検査が行われます。
検査内容は、基本的にはUVBやUVAの光線を背中などに直接照射し皮膚の反応をみます。
1)UVB照射試験
- ベッドにうつ伏せになり、背中の検査部位以外の場所をすべて布で覆って遮光します。
- 背中の検査部位にUVBを段階的に照射量を変えて数カ所に照射します。
- 照射した24時間後に皮膚を観察します。患者さんの皮膚が赤くなった照射量を日本人健常者の平均(50~100mJ/cm2、個人差があります)と比較して、UVBに対する光線過敏があるか診断します。
2)UVA照射試験
- ベッドにうつ伏せになり、背中の検査部位以外の場所をすべて布で覆って遮光します。
- 背中の検査部位にUVAを段階的に照射量を変えて数カ所に照射します。
- 照射した48時間、72時間後に皮膚を観察し、UVAに対する光線過敏があるか診断します。
検査当日、24時間後の判定、48時間後の判定と3日の通院が必要になります。
場所によっては72時間の判定が必要なところもあります。
この検査異常がみられたら、血液検査やパッチテストなどを行います。
光パッチテスト
①光アレルギー性接触皮膚炎の原因と思われる接触源、または光線過敏症型薬疹の原因と思われる薬剤を、背中の検査部位の各2ヶ所に密封して貼ります。
②24時間後にそれをはがし、2ヶ所あるうちの片方にだけUVAを照射します。
③照射した24時間、48時間後に、光線を当てた側と当てない側での皮膚炎(赤くなる、ブツブツができる、じゅくじゅくしてくる、水ぶくれができるといったような症状を指します)の有無を確認し、光アレルギー性接触皮膚炎、光線過敏症型薬疹があるか診断します。
紫外線アレルギーの検査費用は?
紫外線アレルギー検査で、紫外線照射検査・血液検査・光パッチテストを行った場合で検査費用は大体4000円から5000円位になります。
検査方法や検査料金は、その時の症状や病院によって違いがありますので、事前に確認しておくと安心ですね。
私の場合は皮膚科の医師から紫外線アレルギーと分かっても治療は同じと言われたので、光線過敏症検査は行っていません。
診断書は必要?いくらくらいかかる?
検査は光をわざわざ当てて観察するので、皮膚がぶつぶつになる、かゆみがでるなどの症状が出てしまうことが多いです。しなくても済むならしない方がいいですよね。
特に子供には出来ればさせたくない検査です。
しかし、学校での生活に支障があるなら、診断書が必要な場合もありますが、検査を受ける前に学校に確認してみるといいかもしれません。
特にプール際の対処が必要になってくると思いますので、その点は予めプールに入れるか?どのような条件なら可能か?など担当医に確認しておくといいかもしれませんね。
診断書は病院によって違いがあるので、1,500~5,000円くらいと幅広いです。
あらかじめ病院に確認してから診断書をお願いした方が安心ですね。
まとめ
いかがでしたか?
紫外線アレルギーはまだまだ食物アレルギーに比べると理解してもらえないことが多くて心ない言葉に傷ついたという話もよく耳にします。
友達から言われてしまうのはかわいそうですし、親としては腹立たしさも感じるかもしれませんね。
何より大切なのは、親が子に適切な対応をしてあげることです。
きちんとケアしてできるだけ症状を悪化させないようにしてあげれるのはあなたしかいません。
ぜひ一番の理解者になってあげてくださいね。
こちらでは、私の紫外線アレルギー体験を書いています。
また、こちらは特に紫外線アレルギーの目や目の周りの症状について書いています。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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