名前は「蝋梅」ですが、梅とは違う種類の植物です。
今回は冬の花、ロウバイ(蝋梅)の花言葉や由来、誕生花をご紹介します。
ロウバイ(蝋梅)の花言葉
ロウバイ(蝋梅)の特徴
蝋梅は、ロウバイ科の落葉低木で、17世紀頃に日本に渡ってきたそうです。開花時期は12~2月頃、樹高は2~4mほどで、香りのある黄色い花を、うつむき加減に咲かせます。
中国では蝋梅の花やつぼみを、風邪の内服薬や火傷の塗り薬としても利用するそうです。
ロウバイ(蝋梅)花名の由来
「蝋梅」は中国語のまま、日本語読みでロウバイと呼ばれるようになったといわれています。また、中国では、黄色の花が、蝋細工のような質感と光沢に見えたからという意見や、臘月(旧暦12月)に、梅の花に似た花を咲かせることに由来するといわれます。
また、中国が原産国のため、唐梅や南京梅といった別名もあります。
ロウバイ(蝋梅)の花言葉の由来
ゆかしさ、慈しみ
花が咲かない寂しい季節に、心にやさしく寄り添ってくれるような花やよい香りなので、この花言葉がつけられたといわれています。
先導、先見
ロウバイの花期は1月~2月で、お正月頃にどの花よりも早く咲き始めるため、他の花に先駆けて咲くことに由来してこのの花言葉が付きました。
ロウバイ(蝋梅)の種類
「和蝋梅(ワロウバイ)」
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一般にロウバイと呼ばれている品種は、「和蝋梅(ワロウバイ)」と呼ばれる品種です。日本に最初に伝わり、丈夫なので、すぐに帰化して広まりました。
花の中心が深紅色をしているので、あまり梅には似ていません。
「満月蝋梅(まんげつろうばい)」
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「和蝋梅(ワロウバイ)」からやや遅れて、中国の原種に近いといわれる「満月蝋梅(まんげつろうばい)」という品種も入ってきました。花は丸みを帯びていて、中心部に紫っぽい輪があります。こちらの方は本当に梅によく似ています。
「素心蝋梅(ソシンロウバイ)」
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200年程遅れて、明治初期に入ってきたのが「素心蝋梅(ソシンロウバイ)」という品種です。江戸時代のロウバイに比べ、花びらの色が薄く、透き通るような黄色をしています。花は丸みを帯びていて、中心部に色の変化がないのが特徴です。こちらの方が本当に蝋のように見えます。花の中心部まで黄色一色なので、“素心”の名がつきました。
ロウバイ(蝋梅)の誕生花
ロウバイ開花時期、見ごろの季節は?
旬の季節 | 冬 |
開花時期 | 12~2月頃 |
ロウバイの名称・原産地
科・属名 |
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和名 | 蝋梅(ロウバイ) |
別名 | 唐梅(カラウメ) |
原産地 | 中国 |
ロウバイの花言葉・誕生花の一覧
和名 | 蝋梅(ロウバイ) |
花言葉 | ゆかしさ、慈しみ、先導、先見 |
誕生花 | 1月2日、1月21日 |
開花時期 | 12~2月頃 |
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