雛人形のお顔に小さな虫や着物に小さな穴が!
雛人形は虫がつきやすい上に年に一度しか出さないので保管方法も難しいですよね。
今回は雛人形の虫食いや虫干し正しいしまい方やしまう時の注意点をまとめてみました。
雛人形に虫食い?何これ!どんな虫?
雛人形のお顔に小さな虫?ダニ?それに、よく見たら着物に穴も空いてる!
何これ、どんな虫?
正体は衣服害虫のこちらの虫の幼虫である確率が高いです。
ざっくりした絵でごめんなさい^^;
ヒメカツオブシムシ(赤褐色)7~10mm
ヒメマルカツオブシムシ(灰褐色)4~5mm
衣蛾(イガ)(淡灰黄白色)5~6mm
コイガ(淡灰黄白色)6~7mm
これらの4種類の虫や蛾はどこでも見られるので、外に干した洗濯物についていたり、外出した時に衣類についてしまいそのまま家の中に持ち込まれることもあります。
イガやカツオブシムシは暗くて湿気があり、餌となる衣類の繊維があるタンスやクローゼットを好みます。
そして、衣服や雛人形の着物部分に卵を産み、孵った幼虫が布を食べて成長します。
衣類を食べるのは幼虫の時だけです。
イガやカツオブシムシの成虫は一日に数百個もの卵を産むと言われ、幼虫の時期は数ヶ月間続きます。
う~ん、想像したくないですね><
更にゴキブリは雛人形のお顔の化粧や衣装や道具に使われているデンプンを食べにきます。
また、ダニも埃を求めて集まってきます。
こう考えると雛人形の保管方法は虫との戦いですね^^;
雛人形は虫干しが必要?
出来れば9月か10月頃に人形を出して虫干ししてあげると良いです。
お人形みんな出してあげて、半日くらい直射日光に当たらないお部屋で陰干しします。
できなければ、年に一回でもひな祭りの時に出してあげられるといいですね。
雛人形の正しいしまい方注意点は?
しまう時はできるだけ頭や手足に素手で触れないように気をつけます。
布の手袋をがおすすめです。100均などで白手袋を購入できると思いますのでご検討くださいね。
お内裏様の片付け方
お内裏様は刀、右手に持っている細長い板の笏(しゃく)、冠の後ろについている高さのある羽根のような飾りの纓(えい)を外し、冠はつけたまましまいます。
お雛様の片付け方
お雛様の手に持っている扇を外します。
外した小物は無くさないようにひとまとめにして和紙などに包んで保管します。
雛人形の埃を払う
すべての人形の埃を毛ばたきなどで払い落します。
この工程はとても重要ですので、しっかり埃を落してあげてくださいね。
雛人形の顔をティッシュで包む
小物が外せたら人形のお顔をティッシュで包み、その上から和紙で包みます。
雛人形をしまう時には和紙を使いますが、こちらの雛人形専用防虫カバーもおすすめです。
また、習字で使用する半紙を使われる方もいらっしゃいます。
そして、雛人形の一番の虫食い対策は防虫剤を使用するのが一番効果的です。
特に雛人形用のものがおすすめです。
人形にニオイがつかないのも嬉しいですね。
雛人形の収納はダンボールでも大丈夫?
雛人形を購入した際に入っていたダンボール。
湿気に弱く虫がつきやすいという意見が多いです。
しかし、雛人形のメーカーの箱は保管を考えて作られているので、そのまま箱のまま収納して大丈夫です。
私は自分の雛人形を実家から譲り受け、購入した時の箱のまま保管していましたが、
カビも生えず、まだ虫を見たことはないですよ。
防虫剤を入れて、湿気がこもらないようにすれば大丈夫というご意見も多いです。
とは言え雛人形用のダンボール、新しく購入しようと思ってもなかなか見つからないんですよね。
雛人形の販売店で売ってもらえたという話もあるので、お近くの販売店に確認してみてくださいね。
雛人形の収納は衣装ケースでも大丈夫?
プラスチックの衣装ケースにお雛さまを収納されている方もいらっしゃいます。
ただ、湿気がこもりやすいためカビてしまう可能性もあります。
衣装ケースに収納される際はたまに虫干ししてあげるといいです。
衣装ケースなので、虫干しも簡単です。
うちの雛人形を衣装ケースに入れてみました。
七段飾りなのですが、衣装ケース2つに全ては入り切りませんでした。
3つあれば全て入りますね。結構場所取りますね^^;
雛人形の収納箱でおすすめは?
何といっても桐の箱が一番です。
桐は湿度に強く、防虫効果も高いのでひな人形を収納するのに最適です。
私も欲しいのですが、お高いんですよね~
でも、再度お雛さまを購入することになってしまうよりは安いですね。
予算のご都合が合う方はぜひ!
雛人形の収納場所はどこがいい?
収納場所はとても重要です。一年のほとんどの期間をその場所で保管することになるので、雛人形にとって最適な場所にしてあげてくださいね。
湿気が少なく風通しが良い場所
湿気はカビの原因になるので、気をつけたいですね。水回りや窓のそばなどは避けた方がいいです。また、エアコンや暖房が直接当たる場所も乾燥しすぎてしまうのでご注意くださいね。
大きな寒暖差がない場所
寒暖差が大きいと雛人形のお顔にひび割れが起きてしまうことがあります。外の物置などは寒暖差が激しいので家の中がいいですね。できれば収納部屋のような暖房やエアコンを日頃から使わない部屋が最適です。
直射日光が当たらない場所
クローゼットや押し入れなども直接日光が当たらないところを選んでください。押し入れ上段や天袋が最適と言われています。
床置きにすると、埃がたまったり湿気でカビが生えてしまうことがあるためです。
最後に
お雛様はお子さんの幸福を祈って飾ります。
そのお雛様が虫に食べられてしまったり、カビてしまっては大変です。
また、カビてしまった場合はご購入の店舗、もしくは雛人形専門の修理会社にご相談してくださいね。
こちらはメディアでも取り上げられたことのある京都の雛人形修理店です。
最後までお読み頂きありがとうございました。
またお越しくださいね。
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