2022年11月19日の日本テレビ系『世界一受けたい授業』で放送された今だから読みたい林真理子先生のエッセー6選をご紹介します。
世界一受けたい授業 林真理子先生ベストエッセー
星野源「いのちの車窓から」
2017年発行された、俳優でもあり、ミュージシャンでもある星野源さんの作品です。
くも膜下出血を2度も患った星野源さんが、退院の翌年からスタートした雑誌の連載をまとめたものです。
・星野源さんには不思議な味わいがあり、冷めた部分もある。
・例を見ないくらい上手
辻仁成「父ちゃんの料理教室 」
2021年発行された、元ECHOESのボーカリスト・作家辻仁成さんの作品です。
8年前にシングルファザーになった父と、その日から心を閉ざしてしまった10歳の息子さんの会話のない2人をつなぐのは父の手料理だったそう。
そして息子さんが高校生になった時に、父である辻さんは自分の料理を教えようと思い立ちます。
この本は、その時息子さんに伝えたレシピ本と、その時息子さんに伝えたエッセー本でもあります。
・子育てしてる人にぜひ読んでもらいたい作品
佐藤愛子「九十歳。何がめでたい 」
2016年に発行された、大正12年生まれの大作家が、92歳の時に出したミリオンセラーです。
置いてからの失敗や苛立ちを、歯に衣着せぬ言葉でぶちまけた本です。
”強く生きるとは満身創痍になること”
・エッセーで一番やってはいけないのは説教ですが、佐藤先生は小うるさいおばさんが文句垂れてるスタンスをずっと保ちながらみんなを笑わせている。
桐島洋子・かれん ・ノエル・ローランド「ペガサスの記憶」
2022年に発行された、フリージャーナリストの桐島洋子さんの波乱万丈な人生を綴った自叙伝です。
長女かれんさんはモデル。次女ノエルさんはエッセイスト、長男ローランドさんは写真家。桐島洋子さんは、未婚のまま三姉弟を育て上げました。
桐島洋子さんの自伝に加え、三人の子供達が、母への思いを綴った「桐島家」本格自叙伝です。
・あの時代に結婚しないで子どもを3人も産むのはすごいこと!
・日本にこんな人がいたなんて驚くような作品です。
北杜夫 「どくとるマンボウ航海記」
1960年に発行された、精神科医・北杜夫氏の作品です。
海外旅行がしたい北杜夫氏が、水産庁の漁業調査船に船医として乗りこみ、五カ月間、世界を回遊した航海記です。
アジア・アフリカ・ヨーロッパでの生活や風景をユーモアたっぷりに描かれています。
・文学者としても素晴らしい作品を残されているような方なので、文章が非常に面白い。
矢沢永吉「新装版 矢沢永吉激論集 成りあがり How to be BIG」
1978年に発行された、累計約200万部売上のベストセラー作品です。
ロックバンド「キャロル」からソロアーティストになった、ロックミュージシャン矢沢永吉さんの作品です。
本が書かれたのは、20代後半のソロデビューをした頃。
極貧の少年時代から成りあがった生き様が描かれています。
この作品は糸井重里さんが構成作家として参加されています。
・当時コピーライターとして糸井重里さんの事務所にいた林真理子さんは、この本がベストセラーになっていく熱狂を知っているのだそう。
林真理子先生
今回このベストエッセーを教えてくれたのは、林真理子先生です。
小説家として直木賞を始め、数々の文学賞を受賞されてきました。
40年前のエッセー「ルンルンを買っておうちに帰ろう」は大ベストセラーとなりました。
おわりに

ご覧いただき、ありがとうございます。
土曜19時56分~20時54分
出演者:堺正章、上田晋也 有田哲平、明石家さんま、影山貴彦、石村友見、池谷敏郎、佐藤栞里、白石麻衣、トラウデン直美、ナヲ、ヒロミ 他