
大注目の将棋史上最年少棋士・中学3年生の藤井聡太四段(14)が第30期竜王戦決勝トーナメント1回戦、増田康宏四段(19)戦で勝利!
公式戦29連勝し、歴代新記録を30年ぶりに塗り替えました!おめでとうございます!
参照:日本将棋連盟
こちらの記録を塗り替えたということです。凄いですね!
藤井四段は加藤一二三九段(77)とのデビュー戦から現在まで半年間勝ち続けています。プレッシャーも相当だと思うのですが、負けない強さはどこにあるのか気になったので調べてみました。
棋士を目指すお子さんをお持ちの親御さんだけでなく、プロを目指して頑張っている全てのご家庭にとっても興味深い内容ですよね。
藤井四段のプロフィール
参照:日本将棋連盟
本名:藤井 聡太(ふじい そうた)
生年月日:2002年7月14日
出身:愛知県瀬戸市
師匠:杉本昌隆七段
プロ入り年月日:2016年10月1日(14歳2ヶ月)
藤井四段の父や母、家族構成
藤井聡太さんの家族構成は、父、母、兄、聡太さんの4人家族となります。
お父さんは棋士を目指していたのかな?と思っていたのですが、そうではないようです。住宅設備機器会社に務める普通のサラリーマンです。
お母さんも将棋とは縁がないようで、普通の主婦です。
お兄さんが東大生なのでは?とネット上で騒がれていますが、根拠のない噂のようです。
日本将棋連盟会長も務めた将棋棋士、米長 邦雄氏の
「兄達は頭が悪いから東大へ行った。自分は頭が良いから将棋指しになった」
という言葉は有名なので、ちょうど兄がいる藤井聡太さんに当てはめられてしまったようです。
お兄さんの出身高校も大学も明かされてはいません。
将棋を始めたきっかけは?
将棋は5歳の時、祖母に「スタディ将棋」を買ってもらったのがきっかけのようです。
スタディ将棋とはくもんから発売されている商品で将棋の駒に動かし方が書かれているので、将棋のルールが覚えやすいです。
詳しくはくもんのサイトにて確認してくださいね。
藤井四段の生い立ち
5歳
祖父母から将棋を教わり、夢中になり、将棋を指すようになります。
近所の将棋教室「ふみもとこども将棋教室」に通い始めます。
小学1年生
愛知県出身の杉本師匠に出会います。
小学2年生
2010年3月に「アマ初段」で東海研修会に入会します。
小学3年生
2011年3月に第10回全国小学生倉敷王将戦・低学年の部で優勝します。
同年10月にJT将棋日本シリーズ東海大会の低学年の部で優勝します。
小学4年生
2012年9月に6級で杉本昌隆七段に師匠になってもらい、関西奨励会へ入会します。
小学6年生
詰将棋が得意で詰将棋解答選手権に参加し毎年出場し続け、チャンピオン戦初優勝を飾っています。
中学二年生
2016年9月、奨励会三段リーグで13勝5敗の1位となり、10月1日付、14歳2か月で四段になり、プロ棋士になります。
将棋のプロ育成機関の奨励会に入会し、四段まで昇段して初めてプロになれるようです。
藤井四段強さの秘密は?
藤井四段について、羽生善治三冠が6月20日のテレビ朝日「報道ステーション」で次のように言っていました。
藤井四段の将棋は、AI(人工知能)の将棋のようで、悪手の少なさが特徴と言われています。AIも、その局面で打つことのできる数え切れない手の中から最良と判断した手を打ち、悪手がほとんどないそうなんです。
自玉の近くに相手の駒が来ると、取られる恐怖心が芽生え、これが判断力を狂わせるようなのですが、一方、AIにはその恐怖心がないので、人は虚を突かれる形でAIに負けてしまう。藤井四段も、攻められたとき、アッと驚く一手で局面を打開するところがAIに似ているというのです。
他にも中村太地六段との対局では鈴木大介九段が解説してたのですが
「自分の思いもよらない、100年かかっても考えつかない手」
深浦康市九段は
「自分には見えていない手が見えていると感じた」
女流棋士である山口恵梨子さんは
「藤井聡太四段の強さは安全勝ちをしない所。考える時間は相当かかるけれども確実に勝ちにいける指し方をしない。全部読み切って、決めるところは全部決めにいく。リスクがあって、負ける可能性があると人が思う所でも、自分は大丈夫と信じて読み切っている」
棋士の収入は?
年収700万~800万ぐらいが一般的です。
ちなみに獲得賞金棋界トップは羽生善治三冠 で9,150万円だそうです。
大きなタイトル戦で勝ち抜くと賞金がもらえます。竜王戦が一番賞金額がタイトル戦の中でも高いようで、第24期の優勝賞金は4200万円で敗者賞金は1550万円となっています。
藤井四段の場合、公式戦の対局料に加え、ネットテレビ番組で羽生善治三冠(46)に勝利した対局のような非公式戦や、メディア露出等もある。「非公式戦にも一般的な対局料程度の報酬は支払われていると思います。現時点で藤井四段の月収は50万円程度でしょう」(あるプロ棋士)とみられている。年収600万円の中学生ということになる。
引用:NEWSポストセブン
まとめ
棋士の稼ぎだけで生活できるのはプロ棋士約200人のうち1割程度なんだそうです。狭き門だとは思いますが、藤井四段の人気で今後ますます棋士を目指す子供が増えるでしょうね。
今後も藤井四段の活躍が楽しみですね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。